ここでは、カメラ愛好者やプロの写真家にとって魅力的な「ローライフレックスのアクセサリー」に焦点を当てています。
ローライフレックスでの撮影をさらに豊かにするための”レア”なアクセサリーの紹介と、その使用方法の詳しい解説を行います。
この記事が、ローライフレックスの持つ真のポテンシャルを最大限に引き出す手助けになれば幸いです。
- ローライフレックス用のレアなアクセサリーの種類と特徴
- 各アクセサリーの具体的な使用方法と効果
- ローライフレックスの撮影体験を向上させるためのアクセサリーの役割
- アクセサリーの入手方法や価格帯に関する情報
ローライフレックス「ビューイング・マスク・アダプター」アクセサリー
ここではRolleiflexの純正「ビューイング・マスク・アダプター」アクセサリーの紹介と解説をします。
ビューイングアクセサリーとは、撮影時に被写体のピント調整がしやすくなる補助的な役割をするアイテムです。
マスクとアダプターはキットを装着することにより、写真サイズを変更したり35㎜フィルムが使用できるようになったります。
- Focusing Hood|フォーカシングフード
- Prism Finder|プリズムファインダー
- Rollei Grid|ローライグリッド
- Rollei Clear Screen|ローライクリアスクリーン
- Rollei Meter|ローライメーター
- Mask Set|マスクセット
- Plate Adapter|プレートアダプター
- RolleiKIN|ローライキン
Focusing Hood|フォーカシングフード
この冠のようなフォーカシングフードをファインダーの上に装着して使用します。
フードの中には拡大鏡が付いていて、通常の倍の大きさで被写体を確認できようになるのでピント調整がしやすくなります。
また、光を遮断する効果もあるので視野が明るくなります。
デザインは純正のケースとマッチする革製で、未使用時はコンパクトに折りたたむ事ができるので便利です。
海外のオークションではチラホラ出品されており、10,000円ほどの物から程度の良い物だと40,000円程。
※別名:マグニファイヤーフード・ローライフードとも呼ばれる
Prism Finder|プリズムファインダー
プリズムファインダーを装着するとアイレベルでの撮影が可能になるので、動く被写体を撮影したい時にはとても有効なアイテムです。
また、二眼レフカメラはファインダーが逆像で映し出されるのが特徴ですが、上下左右が正像の画像が得られるようになります。
現行でプリズムファインダー45°/90°の2タイプがありますが、各157,600円とかなり高価。
Rollei Grid|ローライグリッド
ローライグリッドは板状のプレートで、これをファインダーの上に装着するとスクリーンが明るくなりピント調整がしやすくなる効果があります。
特に初期のRolleiflexはスクリーンが暗いため効果を実感できるようです。
Rollei Clear Screen|ローライクリアスクリーン
6×6版用のブライトスクリーンです。
1964年以降のRolleiに装着ができます。
Rollei Meter|ローライメーター
ローライメーターはアイレベルで使用できる距離計です。
フードを閉じたままでも使用可能なので、あらゆるシチュエーションで便利に活用できます。
※フードの交換ができる「Rolleiflex F/E2及びRolleicord Vb」は使用不可。
装着方法
- ネームプレートにRollei Meterを引っ掛ける(本体向かって左から行う)
- 固定用フックを下ろし、本体とMeterを固定する。
- Rollei Meterのアームと本体が連動するか確認する。
Mask Set|マスクセット
このマスクを装着すると写真サイズを「4×4.5/4×4」に縮小しての撮影が可能になります。
- Rolleiflex T
- Rollei Magic
- Rolleicord
用の3種類があり、Rolleicord用には「28×40/24×36」サイズで撮影できる24枚撮りセットもあります。
中古でもそれなりに出回っており、5,000円~10,000円程で入手可能です。
Plate Adapter|プレートアダプター
このプレートアダプターを使用すると、1枚毎に現像ができるようになります。
6×6のRolleiflex用、4×4のRolleiflex用とそれぞれ専用のアダプターが用意されています。
国内ではあまり見かけませんが、海外オークションでは入手可能です。
RolleiKIN|ローライキン
ローライキンはブローニーフィルム(120)の代わりに「35㎜フィルム」を使用して撮影ができるようになるアイテムです。
近年ではブローニーフィルムの入手が困難になっていますが、ローライキンを装着すれば35㎜フィルムで使用し続けることが可能になります。
フィルムにより、12枚・20枚・36枚撮りが可能です。 装着方法は別記事にて詳しく解説します。 記事のポイントをまとめます。
また、ローライキンにはⅠとⅡがあり、本体の機種によって選ぶ必要があります。まとめ:ローライフレックス用のレアなアクセサリー