【Rolleiflex Auto Mat】オートマット機構など,デザインと機能を確立したモデル




ローライフレックス・オートマット

ここでは1937年(昭和12年)に登場したローライフレックス・オートマットについて詳しく解説します。

前モデルの「スタンダード」登場から5年後に発売されたオートマットは「デザイン・機能」など、大幅にモデルチェンジされました。

オートマットがローライの二眼レフカメラの基本的な面での完成形と言えるモデルです。

オートマットとは?

前モデル「スタンダード」のフィルムの巻き上げ機構は、赤窓を見ながら➀コマ目を手動でセットして、以降は自動で巻き上げるというものでした。

これがオートマットでは➀コマ目も自動で巻き上げることが出来るようになりました。
フィルムの巻き上げに関しては全自動となったわけです。(※これにより赤窓は必要なくなる)

この機構は当時では凄い技術で、世界中のカメラメーカーを驚愕させたそうです。

また、巻き上げが楽になっただけではなく、オートマットにより二重露光による失敗が防げるようになりました。

オートマット:フィルムリーダーを2本のローラーに通すことで裏紙とフィルムの厚さを感知する装置により巻き上げるだけでセットされる機構


基本デザインを確立

シャッターと絞りの「ダイヤル」が、ビューレンズと撮影レンズの間の両側に配置されたのがオートマットからで、以降のローライフレックスの機種に殆ど採用されています。

特殊な機種である「New・T」を除く

ネームプレートの書体は「ROLLEIFLEX」と大文字となりました。
また、誤って裏蓋を開けてしまうのを防止するため「二重ロック」を採用したのもオートマットからです。

他にも、シャッターボタンが「レバー式」から「ボタン式」となったり、アイレベルファインダーを設置したりなどなど。

4タイプある

オートマットには全部で「4タイプ」あります。
それぞれの特徴と見分け方を解説します。

タイプ1

  • シャッターボタンにカバーが付いて”いない”
  • ビューレンズにバヨネットが付いて”いない”

タイプ2

  • シャッターボタンにカバーが付いて”いる”
  • ビューレンズにバヨネットが付いて”いない”

タイプ3

  • ビューレンズにバヨネットが付いて”いる”
  • ビューレンズにHeidscop(ハイドスコープ)の文字がない

タイプ4

  • クセナーレンズモデルもある
  • COMPURとFranke&Heidecheのロゴが入れ替わっている

ローライフレックス・オートマット|スペック

スペック

・名称:Rolleiflex Auto Mat
・製造期間:1937-1949
・撮影レンズ:カール・ツァイス テッサー75㎜ f3.5/シュナイダークセナー75㎜ f3.5
・ビューレンズ:ハイドスコープアナスティグマット75㎜ f2.8
・シャッター:コンパーラピッドCR00 B・1~1/500秒
・サイズ:92×95×140
・重量:920g
・シリアルナンバー:568516-1099999