【RolleicordⅠa・Ⅱ】ロングセラーとなったローライコードを解説します




ローライコードⅠa型・Ⅱ型

ここではローライコードの中でも特にロングセラーとなった2機種を紹介・解説します。
長く生産されたこともあってタイプもたくさん登場しており、Ⅱ型にいたってはタイプ6まであります!

  • RolleicordⅠa:1936-1945(9年間)
  • RolleicordⅡ:1936-1950(14年間)

ローライコードⅠa

アールデコと呼ばれる初代ローライコードⅠが登場した3年後の1936年(昭和11年)に発売されたⅠa型。Ⅰ型からの改良点はフィルムの巻き上げが自動化になったことです。

一番最初に「赤窓」にフィルム番号の➀を表示されてセットするまでは手動となりますが、それ以降の巻き上げは自動でストップするようになっています。

フィルム巻き上げ時には、巻き上げノブの中央にあるボタンを押す必要がある
その他、各ノブの配置なども変更になっています。

1937年にはタイプ2が登場。ファインダーフード前面が透視ファインダーとして使用可能となりました。

さらに翌年の1938年にはタイプ3が登場し、ネームプレートの書体が初期のものから大文字の「ROLLECORD」タイプ(浮き彫り)に変更されました。


ローライコードⅡ

ローライコードⅡ型はⅠaが発売された同年(1936年)に登場しています。
フード背面に被写体を拡大して確認できる「ルーペ」が取り付けられたため、ピントが合わせやすくなっています。

また、生産期間14年間で6モデルと、ローライコードの中で一番多くのタイプが存在しています。

※タイプごとの特徴は以下の通り。

タイプ1(1936年)

  • ネームプレートの文字デザインが初期の書体

タイプ2(1937年)

  • ネームプレートの文字デザインが初期の書体
  • ダルマ型のレンズカバーが付いている
  • シャッタースピード・絞りの値を小窓に表示された
  • 撮影レンズのみバヨネットが付いている

タイプ3(1938年)

  • ネームプレートの文字デザインが浮き彫りタイプとなる
  • 撮影レンズのみバヨネットが付いている

タイプ4(1938年)

  • ビュー・撮影レンズ共にバヨネットが付いている

タイプ5(1947年)

  • シャッターがコンパーラピッドになり、最速1/500秒となる
  • レンズが「トリオタータイプ」と「クセナータイプ」がある

タイプ6(1949年)

  • シャッターがC00からCRX00となっている

ローライコードⅠa|スペック

スペック

・名称:Rolleicord Ⅰa
・製造期間:1936-1945
・撮影レンズ:カール・ツァイス トリオター75㎜ f4.5
・ビューレンズ:ハイドスコープアナスティグマット75㎜ f4.5
・シャッター:コンパーC00 B・T・1~1/300秒
・サイズ:85×90×135
・重量:811g
・シリアルナンバー:1760000-1947000/1944911-2183000

ローライコードⅡ|スペック

スペック

・名称:Rolleicord Ⅱ
・製造期間:1936-1950
・撮影レンズ:カール・ツァイス トリオター75㎜ f3.5/シュナイダークセナー75㎜ f4.5/3.5
・ビューレンズ:ハイドスコープアナスティグマット75㎜ f3.2
・シャッター:コンパーC00 B・T・1~1/300秒/コンパーラピッドCR00 B・1~1/500秒
・サイズ:91×94×138
・重量:793-815ℊ
・シリアルナンバー:613000-1135999/1758000-2124000