【Rolleiflex Standard】巻き上げクランクの採用など,ローライフレックスの基本形となったモデル




ローライフレックス・スタンダード

1932年(昭和7年)に登場したローライフレックス・スタンダードは、6×6版ローライフレックスとしては1929年に登場したオリジナルの次のモデルになります。

6×6版としては初の巻き上げクランクが採用された機種であり、スタンダード以降の全ての機種(6×6版flex)に巻き上げクランクが採用されることになります。

ベビーローライType.1がベース

「6×6版としては」と前述しているように、スタンダードよりも先に巻き上げクランクを搭載した機種が1931年(昭和6年)に登場した「ベビーローライ Type.1」です。

4×4版のベビーローライType.1をベースにして、6×6版に改良したのがスタンダードになります。
また、120フィルムと620フィルムが使用できるようになったのもスタンダードからです。

巻き上げクランクの他、ビューレンズ上部には「絞り・シャッタースピード」を表示する窓、そして120フィルムが使用可能となっていることから、スタンダードという名前の通りローライフレックスの基本形となったモデルです。


フィルム巻き上げが自動に

前モデルのオリジナルではフィルムの巻き上げは一枚一枚「赤窓」に表示される数字を確認しながら行うものでしたが、これがスタンダードでは自動化されています。

最初にフィルムを装填してからの一枚目こそ手動(赤窓に➀を表示する)ではあるのですが、それ以降は自動となりクランクを巻けば自動でストップする機構になっています。

オリジナルでは赤窓を常に確認する必要があるため、本体背面の見やすい位置に配置されていましたが、スタンダードでは本体底部(三脚穴横)に移動しています。

これは➀番を合わせた以降は確認する必要がないため、見づらい位置にあっても問題がないためです。

6×6版ローライフレックスで赤窓が使われたのはこのモデルが最後

ネームプレートのロゴ

独特な書体の「Rolleiflex」のロゴは、スタンダード以降は「ROLLEIFLEX」と大文字での表記に変わり、2.8Fまで続くことになります。

2001年に登場した2.8FXで初期の書体が復活しています

ローライフレックス・スタンダード|スペック

スペック

・名称:Rolleiflex Standard
・製造期間:1932-1938
・撮影レンズ:カール・ツァイス・イエナ テッサー75㎜ f4.5/f3.8/f3.5
・ビューレンズ:ハイドスコープアナスティグマット75㎜ f3.1
・シャッター:コンパーC00 T・B・1~1/300秒(前期)コンパーラピッドCR00 T・B・1~1-500秒(後期)
・サイズ:90×90×135
・重量:780g
・シリアルナンバー:200000-567000