中古のローライフレックスを買うときの注意点|保管時の豆知識もあり



ここでは、ローライフレックスを中古で購入する際に注意すべきポイントや、長く使用するための保管時のアドバイスを詳しく解説します。

特に現行のローライフレックスは非常に高額な商品であるため、中古での購入を検討する方が多いと思われます。

この記事を通して、中古のローライフレックスを安心して購入し、長く愛用するためのヒントを得ることができます。

記事のポイント
  1. ローライフレックスの新品と中古の価格差とその背景
  2. 中古で購入する際の年代やモデルに関する注意点
  3. ローライフレックスの露出計の有無やその寿命について
  4. 保管時の設定や取り扱いに関する豆知識

ローライフレックスを中古購入する際の注意点

ここではRolleiflexを中古で購入する場合の注意点をいくつか解説します。

現行(新品)のRolleiflexもありますが、定価だと90-100万円と超高額なので、Rolleiflexの購入となると、ほとんどが中古での選択になるかと思われます。

これから初めてRolleiflexの購入を考えている方へ参考になればと思います。

  • 古過ぎるものはコレクション用として
  • 信頼できるカメラ店で購入する
  • 露出計の有無は考慮しない
  • 保管時の豆知識

古過ぎるものはコレクション用として

Rolleiflex Standard (1932年)

中古を購入する場合のポイントですが、最初に確認したいのは作られた年代です。Rolleiflexは1929年から作られており、古いものは90年程度の歴史があります。

初期の機種はあまりにも古くて不具合が有ったり、故障している可能性があります。

コレクション用で購入したい人は別ですが、実際に撮影用として使用したい場合はできるだけ最近のものがよいです。

少なくともF型以降のモデルで状態のいいものを選ぶことをおすすめします。

特に「完動品」を求める方はF型以前の機種に手を出すものではありません。

不具合を楽しめない方、長く使用していきた方は、できれば「F型、又はGX」以降が望ましいです。

Rolleiflexの完成型とも呼ばれ、現在でも中古市場で高値で取引されているRolleiflex 2.8Fでさえ作られていたのは1960年~1981年なので、既に40年~60年近く前のカメラです。

信頼できるカメラ店で購入する

コレクション用ではなく実際に撮影に使用することを前提として考えるならば、ヤフオクやメルカリなどのオークションではなく、ちゃんとしたカメラ店で購入するべきです。

  • 信頼できる店
  • 相談できる店
  • 保証期間の有無
  • 購入後のメンテナンス

など。

チェックするポイント

また、実際に手で触れることも大切で、主にチェックするポイントは以下です。

  • スローシャッターの粘り具合
  • 絞りリングの具合
  • クランクレバーの具合
  • 大きなあたり・傷

など。

始めからコレクション用としての購入であればオークションは安く入手できるのでオススメです!

露出計の有無は考慮しない

露出計が付いているRolleiflexは高級感もあってカッコいいですよね。実際に、露出計が付いている個体は中古でも人気があって高値で売られています。

Rolleiflex 2.8Fとなると10万円以上は当たり前で、付属品などによっては20万円~30万円します。

露出計付きでも2.8Eであれば10万円以下でも入手可能です。

セレン式は寿命がある|スマホアプリで代用可

購入時に露出計の有無を考慮する人もいますが、現在ではスマートフォンのアプリで簡単に代用できるので無くても全く問題ありません。

Rolleiflexに搭載されているセレン式露出計には寿命が必ずあるので、正直いつ動作しなくなるかわかりませんし、動作していてもその精度は怪しいです。

是非、自分に見合ったRolleiflexを見つけて、デジタルには無い”魅力”を感じ取ってみて下さい。

保管時の豆知識

最後に、Rolleiflexを”使用しない時”のちょっとした豆知識をお伝えします。

■保管時には…

  1. シャッタースピードを1/500秒に合わせる
  2. 絞りをf22に合わせる
  3. レンズを無限遠∞にする

この設定にしておくとカメラにかかる負担が減ります

オールドカメラと長く付き合っていきたいのであれば、忘れずにこの設定をして下さい!

まとめ:中古でローライフレックスを買うときのポイント

  • 現行のRolleiflexは定価で90-100万円と高額
  • Rolleiflexの購入の多くは中古選択となる
  • 古過ぎるものはコレクション用として考慮
  • 初期の機種は故障の可能性が高い
  • 撮影用としてはF型以降のモデルが推奨
  • 完動品を求める方はF型以前の機種は避けるべき
  • Rolleiflex 2.8Fは1960年~1981年に作られている
  • 露出計の有無は現在ではスマートフォンアプリで代替可能
  • Rolleiflexのセレン式露出計は寿命がある
  • 保管時にはシャッタースピードや絞りなどの設定に注意
  • 実際に撮影に使用する場合は信頼できるカメラ店での購入が推奨
  • 手で触れてチェックするポイントとしてスローシャッターや絞りリングなどを確認