Rolleiflexの中古購入の注意点
ここではRolleiflexを中古で購入する場合の注意点をいくつか解説します。
現行(新品)のRolleiflexもありますが、定価だと90-100万円と超高額なので、Rolleiflexの購入となると、ほとんどが中古での選択になるかと思われます。
これから初めてRolleiflexの購入を考えている方へ参考になればと思います。
古過ぎるものはコレクション用として
中古を購入する場合のポイントですが、最初に確認したいのは作られた年代です。
Rolleiflexは1929年から作られており、古いものは90年程度の歴史があります。
初期の機種はあまりにも古くて不具合が有ったり、故障している可能性があります。
コレクション用で購入したい人は別ですが、実際に撮影用として使用したい人はできるだけ最近のものがよく、少なくともF型以降のモデルで状態のいいものを選ぶことをおすすめします。
特に「完動品」を求める方はF型以前の機種に手を出すものではありません。
不具合を楽しめない方、長く使用していきた方は、できれば「F型、又はGX」以降が望ましいです。
Rolleiflexの完成型とも呼ばれ、現在でも中古市場で高値で取引されているRolleiflex 2.8Fでさえ作られていたのは1960年~1981年なので、既に40年~60年近く前のカメラなのです。
カメラ店で購入する
コレクション用ではなく実際に撮影に使用することを前提として考えるならば、ヤフオクやメルカリなどのオークションではなく、ちゃんとしたカメラ店で購入するべきです。
- 信頼できる店
- 相談できる店
- 保証期間の有無
- 購入後のメンテナンス
など。
また、実際に手で触れることも大切で、主にチェックするポイントは以下です。
- スローシャッターの粘り具合
- 絞りリングの具合
- クランクレバーの具合
- 大きなあたり・傷
など。
※始めからコレクション用として考えるならばオークションは安く入手できるのでオススメです!
露出計の有無は考慮しない

露出計が付いているRolleiflexは高級感もあってカッコいいですよね。
露出計が付いている個体は中古でも人気があって高値で売られています。
Rolleiflex 2.8Fとなると10万円以上は当たり前で、付属品などによっては20万円~30万円します。
※露出計付きでも2.8Eであれば10万円以下でも入手可能です。
購入時に露出計の有無を考慮する人もいますが、現在ではスマートフォンアプリで簡単にわかるので無くても全く問題ありません。
Rolleiflexに搭載されているセレン式露出計には寿命が必ずあるので、正直いつ動作しなくなるかわかりませんし、動作していてもその精度は怪しいです。
是非、自分に見合ったRolleiflexを見つけて、デジタルには無い”魅力”を感じ取ってみて下さい。
保管時の豆知識

最後に、Rolleiflexを使用しない時のちょっとした豆知識をお伝えします。
■保管時には…
- シャッタースピードを1/500秒に合わせる
- 絞りをf22に合わせる
- レンズを無限遠∞にする
この設定にしておくとカメラにかかる負担が減ります。
オールドカメラと長く付き合っていきたいのであれば、忘れずにこの設定をして下さい!