Rolleiflexの普及版!小型軽量「Rolleicord」という選択

Rolleiflexの普及版Rolleicord

二眼レフカメラを始めたいと思っている方で、Rolleiが欲しいけどRolleiflexは値段が高く、敷居が高いかなと感じている方には「ローライコード」という選択も有だと思います。

私自身も初めて購入したRollei製の二眼レフカメラはローライコードⅤbでした。

ローライコードはローライフレックスの「廉価版・普及版」的な位置づけの機種です。
ちなみに国内メーカーが発売した二眼レフカメラの大半が、ローライコードの「コピー」であると言われています。

ローライコードの利点

まずローラーコードはローライフレックスに比べて価格が手頃です。
ローライフレックスだと人気のF型では10万円以上してしまいますが、ローライコードなら最終型のV型でも5万円以下で入手可能です。

ローライコードは価格を抑えるために露出計などは付いておらず、操作性もシンプルで扱いやすいです。ところが機能はローライフレックスと比べて下がっているわけではありません。
(普及版とは言えローライはローライなのです!)

また、小型・軽量なので、持ち運びが非常に楽です。
ローライフレックスと持ち比べてみると本当に軽く、機種によっては約400gも軽量なので特に女性にはオススメです。

  • 価格が安い
  • 操作が簡単
  • 軽い

この3つがローライコードを選択する最大の利点です!


操作は全て右手側に

ローライコードがシンプルで操作しやすいのは、ピントを調整する「フォーカシングノブ」と「フィルムを巻き上げるノブ」が両方とも右手側に配置されているためです。

つまり操作は全て右手で行い、左手はカメラ本体を支えているだけで済むというわけです。
これはローライコードの特徴でもあります。

※ローライコード「Ⅰ~Ⅴ」までがこの仕様となっています。

Ⅴa・Ⅴbは多彩な撮影フォーマットに対応し、さらにローライキンにも対応させている関係でフォーカシングノブが左手側に移動しています

オススメはRolleicord Ⅴ

LV値が表示されている

ローライコードで一番オススメなのは「Ⅴ」です。
Ⅰ・Ⅱなどは”かなり古い”ため、撮影用ではなくコレクション用として考えた方が良いです。

Ⅴ型からは「ライトバリュー(LV)方式」が採用されていているのもポイントです!

撮影レンズとビューレンズの間にあるダイヤルにライトバリュー値が表示されるようになっている

前述したように、ⅤaとⅤbはフォーカシングノブが左手側になってしまっているため、シンプルな操作性という点ではマイナスであり、これが不評でもありました。

唯一、全て右手側で操作ができて、ライトバリュー方式が採用されているのが「Ⅴ」なのです!

Rolleicordシリーズ

RolleicordⅤb

名称と発売年
  • RolleicordⅠ|1933年
  • RolleicordⅠa|1936年
  • RolleicordⅡ|1936年
  • RolleicordⅢ|1950年
  • RolleicordⅣ|1953年
  • RolleicordⅤ|1954年
  • RolleicordⅤa|1957年
  • RolleicordⅤb|1962年

※ローライコードをシリアルナンバーから見分けるには以下の記事を参照してください。

【シリアルナンバー】全データ記載!Rolleiの二眼レフカメラの機種を特定しよう

2018-10-05