映画に登場するRolleiflex
世界中のカメラマンに愛用されたローライフレックスですから、当時の映画には小道具としてもよく使用されていました。
もちろんカメラ同様に古い映画ではあるのですが、、
ここでは特によく登場する映画「2作品」をご紹介したいと思います。
パリの恋人|Funny Face
一つ目は「パリの恋人」です。
1957年にアメリカで公開されたミュージカル映画で、主演はあの「オードリー・ヘップバーン」です。
簡単にストーリーを解説すると、古本屋で働いていたオードリーがモデルを依頼されてパリに行って、そこでラブストーリーが展開されていくという内容です。
ローライフレックスの登場は、映画の冒頭で出演者のクレジットが出ているところで早速登場します。
さらに、古本屋で撮影の片づけをするシーンがあるのですが、そこで「フレッド・アステア」がローライフレックスを首から下げています。
・公開:1957年
・製作:アメリカ
・監督:スタンリー・ドーネン
・出演:オードリー・ヘップバーン、フレッド・アステア、他
2013年にはデジタルリマスター版が特別上映されました。
DVD・Blu-rayも発売されています。
甘い生活|La dolce vita
二つ目に紹介するは「甘い生活」です。
この作品が一番ローライフレックスが登場する映画であるとされています。
1960年に公開されたイタリア映画で、主演は「マルチェロ・マストロヤンニ」。1960年のカンヌ映画祭でグランプリを獲得しています。
パリの恋人同様に、冒頭からローライフレックスが登場します。
冒頭にヘリコプターのシーンがあるのですが、ここでカメラマンがローライフレックスを持っています。
さらに、もっともローライフレックスが登場するシーンが空港で記者会見をしているシーンで、10台位は出てきます。ローライフラッシュやピストルグリップが装着されており、スポーツファインダー仕様で撮影しています。
この他のシーンでもローライフレックスが次から次へと出てきますよ!
・公開:1960年
・製作:イタリア
・監督:フェデリコ・フェリーニ
・出演:マルチェロ・マストロヤンニ、他
2008年にはデジタルリマスター版、2013年にはHDマスター版、2015年にはBlu-ray版も発売されています。