ローライカメラ図鑑CD

2002年2月22日にメディアジョイから発売された「ローライカメラ図鑑CD」というものがあります。ここではこの商品について詳しく解説していきます。
まず、タイトルにCDと書いてある通り、この商品は本ではなくCD-ROMになります。
CD-ROM自体が今時ではありませんが、パソコンで再生して見るという形です。
世界初!撮影シミュレート機能搭載。ローライ全機種の写真とスペックを網羅。修理過程の動画を収録。ローライのすべてを収めた2枚組ハイブリッドCD-ROM。プロフェッショナル達のインタビューを独占収録。出演:赤城耕一、飯田鉄、高島鎮雄、田中長徳、本田直之(五十音
(メディアジョイの商品内容より)
価格が定価7,800円(税抜)と、余程ローライが好きでない限り躊躇してしまう価格です。
現在でもメディアジョイから販売されいるので、入手は全然可能になります。
が、この商品自体がそんなに売れていないと思うので、中古市場に出回っていないため新品を定価で購入するしかないかと思います。
圧倒的情報量

メインとなるCDは2枚組になっています。
ローライに関してここまで詳しく、細かく収録されている製品は他にないと思います。
Disc.1のコンテンツ

- ローライ社の歴史
- 製品カタログ
- 製品検索機能
ローライ社の歴史の内容は創設者の出会いから、ローライフレックスの誕生などの他、一眼レフやコンパクトカメラについても紹介されています。
製品カタログはローライフレックスオリジナルから最新の2.8FXまでを網羅しており、二眼レフ以外にもステレオカメラやアクセサリーなどが写真付きで紹介されています。
製品検索機能では、シリアルナンバーだけではなくスペック(レンズ等)や年代から機種を検索することができます。
Disc.2のコンテンツ

- 二眼レフ解説
- ローライを語る
- 撮影シミュレーション
二眼レフ解説では2.8Fをモデルに各部分をわかりやすく解説されています。
ローライを語るでは、プロフェッショナル達へのインタビュー動画を収録。
撮影シミュレーションでは、モニター上でローライを疑似体験することができます。
このシミュレーション機能が中々面白くて、撮影だけでなくフィルムの装填から巻取りまでを疑似体験することが可能です。
- 赤城耕一(フォトグラファー):ドイツローライ社訪問時の印象など
- 飯田 鉄(フォトグラファー):ローライのレンズにつて具体的に解説
- 高島鎮雄(カメラ史研究家):ローライの誕生から歴史的意義につて解説
- 田中長徳(フォトグラファー):チョートク流ローライの楽しみ方を紹介
- 本田直之(ローライリペアマン):仕組みや機構、修理のコツなどを解説
ローライフレックスの世界へようこそ

製品にはCD-ROMの他、高島鎮雄さんが書き下ろした冊子「ローライフレックスの世界へようこそ」も付いています。
冒頭ではローライカメラ図鑑CDの発売にあたり、ローライ社社長「パウル・デューメ」からのメッセージが載せてあります。
ローライ以外にも日本の二眼レフについても写真付きで解説している他、1939年版のローライフレックス・ローライコードのアメリカ版カタログも収録されています。
まとめ
以上がザっとではありますが、ローライカメラ図鑑CDに収録されている内容になります。
なんせ価格が高いので、ローライ愛が強い方向けの商品です。
あとは本で見てもローライの使い方(フィルム装填など)が、いまいちわからない方はシミュレーション機能を使って理解することも出来ます。